“焼き豚足”をご存知ですか?
外はカリカリ!中はジューシー!
コラーゲンたっぷり!うめえええ!!
という、夢のような食べ物です。
しかし、全国的な認知度は低いですね。
ヤノケン
簡単につくれるのに…
今回は、なぜ福岡県民だけ豚足を焼いて食べるのか?
僕が考えた2つの理由をお話します。
目次
福岡県民が焼き豚足を食べる2つの理由
豚足は茹でたものを酢味噌で食べるのが一般的ですよね。
福岡出身の僕は知りませんでした。
沖縄・東京など転々とする中でいろいろなパターンを食べる機会があり、その経験から福岡で焼き豚足が定番化した理由が見えてきたので説明します。
地域差のある食べ方を知りたい方は、『豚足の食べ方4選!煮込みや沖縄おでんの人気店、福岡レシピを紹介』をご覧ください。
理由1:福岡で焼き豚足が定番化したのは手軽に買えるから
みなさんは豚足を食べようとおもったとき、どこに行きますか?
僕はスーパーで買います。
え?売ってない?
そうなんです。
調査したところ、手軽に買えるのは福岡くらいなんですってね。
地元ではこのように大量にならんでいます。
焼き豚足が知られていない理由のひとつはコレです。
福岡以外では手軽に買えないんです。
地元のスーパーでは焼いた状態で売られているので、ごく一般的な食べ物というイメージでした。山積みされているので人気商品なのだと思います。
ただ、塩焼きの隣には定番の煮込みもパック詰めされて並んでいるんですよね。
それを押しのけてここまで焼き豚足が広まったのは、次の理由が関係していると考えました。
理由2:福岡で焼き豚足が定番化したのは、やきとり屋の定番メニューだから
焼き豚足は福岡のやきとり屋にいくと必ずメニューにあります。実は福岡ってやきとり屋の軒数がものすごく多いんです。
2013年の資料では人口10万人に対して37.48軒と、東京都の21.01をおおきく上回っています。
総数ランキング(2013年)
1.東京 2,779軒
2.福岡 1,906軒
3.大阪 1,569軒
つまり、これだけ多くの店で扱われている状況が、福岡県民の豚足愛を助長する理由となっているのです。
どこの店にいってもメニューにあれば「そんなに人気なら食べてみようかな」と思いませんか?原価はそれほど高くないなので、お店の策略かもしれません。
しかし何より言いたいのは、
福岡の食文化にめっちゃ合う!!という事実です。
焼き豚足はキャベツのタレ(酢醤油)に合う!
福岡のやきとり屋ではつけあわせのキャベツに甘酸っぱいタレがかけられています。これに豚足がものすごく合うんですよね!
脂っこい肉に、酸味の効いたタレをかけて食べる…
いつも無心で骨までしゃぶっちゃいます。
ちなみにキャベツは無限にお代わりできる店が多いです。嬉しすぎるサービス。
焼き豚足は柚子胡椒に合う
柚子胡椒は福岡の文化に欠かせない調味料となっています。
水炊きなどの鍋料理につかわれますね。
これが豚足に合います!
注文した豚足と同じ皿に乗ってることが多いです。
定番の食べ方と言っていいでしょう。
このように、福岡の食文化と焼き豚足の相性が非常に良いため広まっていったのだと考えました。
「やきとり」なのに豚って変じゃない?
ふと疑問に思ったことはありませんか?
なんで「やきとり」なのに豚肉も焼いているのか。
実は、ひらがなで表記するのは理由があるんですよ。
・焼き鳥=鳥だけ
・やきとり=鳥・豚・牛など
このように、
やきとりは焼き鳥とは違って、なんでも焼いちゃえるのです。
いろいろバリエーションがあるから楽しいですよね!
豚バラ、とり皮はテレビ番組や全国チェーンのメニューで知られましたが、もともとは福岡が発祥でした。
豚バラしそ巻きを知ってますか?
個人的におすすめのネタです!
まとめ
なぜ福岡では焼き豚足を食べるのか?
2つの理由をお伝えしました。
・スーパーで手軽に買える
・やきとり屋の定番メニューになっている
やきとり文化が根づいた福岡ですから、食材を焼くことに積極的なんでしょう。今では全国的に知られている「豚バラ」や「とり皮」も福岡がはじまりです。
きっかけは「ええい!豚足も焼いちゃえ〜!」だと思ってます(笑)
豚足はつけあわせのキャベツにかかっている酢醤油とも相性抜群で、脂っぽさにサッパリしたタレがGOOD!
焼くと“毛”をキレイに燃やし尽くしてくれるので食べやすいです。茹で豚足に毛が残っていたら、めっちゃ気分がわるくなりますもんね。
塩コショウだけでもおいしいですが、タレや柚子胡椒をつけて食べるとより一層たのしめますよ。
やきとり屋の定番メニューになっており、福岡では知らない人はいない“焼き豚足”、簡単につくれますので家でも是非チャレンジしてみてください!!