ついに『液体ミルク』の国内産が発売されましたね!
2018年8月には法制度が整い、期待が高まっていました。
国内製造には1年以上かかると言われていたため、かなり急ピッチで製品化されたことが分かります。それだけ関心が高かったのでしょう!
では一体どういう商品なのか?
液体ミルクとは何なのか?
安全性や価格、賞味期限や飲み方をまとめました。
・調乳は不要
・賞味期限は6ヶ月〜1年
・温める場合は湯煎で!
目次
液体ミルクとは?
出典:グリコ公式サイト
液体ミルクは牛乳などを原料として乳児に必要な栄養素をくわえた液状の食品です。
簡単にいうと、粉ミルクの液体バージョンですね。
欧州では一般的に使用されています。
日本では北海道地震の際、
東京都がフィンランド製の液体ミルクを支援したことで知られました。
説明書がなく困った職員が『キケン!飲むな!!』という張り紙をして倉庫に保管してしまい、ニュースに取り上げられたのです。
出典:東京新聞
法制度が整ったばかりの商品なので『知らなかった』というのは仕方ないかもしれませんが…とても残念ですね。
液体ミルクは安全?粉ミルクと成分比較
国産の液体ミルク『アイクレオ』 は、粉ミルクと成分がほとんど同じで安全性に心配はありませんでした。海外産のミルクであっても日本の粉ミルクと大差はないようです。
今回はミルクを買って、
粉と液体の成分や味を比較しています。
100gあたりの栄養成分表示を比較
液体ミルクにあって、
粉ミルクにないものはセレンだけでした。
「健康食品」の安全性・有効性情報より引用
液体ミルクは温めるの?どうやって飲ませるの?おいしいの?
さて、液体ミルクの製品化といっても、
どのように飲ませるのか分かりませんよね。
実は温めずに常温でそのまま授乳ができます!
かなり便利じゃないですか?
水が不要で温める必要もないため、
普段ミルクづくりをしていないパパでもすぐに準備できそうです。
粉ミルクとちがって、味が一定になるのは良いですね。
慣れない人でもおいしいミルクをつくれるって大きなメリットだと思います。
清潔な哺乳瓶が必要なので、海外製品のように直接飲ませる便利なタイプと比べると手間がかかります。日本でも手軽さを追求してもらいたいですね。
動画のように、商品の蓋をあけて乳首をつけたら出来上がりという手軽さです。これが理想!
※日本製品「アイクレオ赤ちゃんミルク」に哺乳瓶は付いてません
液体ミルクは温めていいの?
液体ミルク、温めなくてもいいって言われても…
冷たい(ぬるい)まま飲ませるのは難しいですよね。
人肌にしないと飲んでくれないって声も聞こえてきました。
グリコ公式サイトは以下のように答えています。
Q:冷たすぎると感じた時に、どうやって温めたらいいですか?
A:消毒した哺乳瓶や別容器に移し替え、湯煎などで温めてください。その際、温度には十分注意し、人肌程度の温度であることを確認してください。
液体ミルクのメリット:外出先や深夜の授乳が手軽に!
出先でミルクをつくるのって、子供をあやしながらだとバタバタして大変ですよね?飲食店でお湯をもらうのは気が引けてしまいます。
液体ミルクを買えるようになれば外出する際にミルクセットを準備しなくてもよいですし、調乳にかかる手間を省けます。
慣れていない人でも簡単につくれるのは良いですね〜
ママの睡眠時間を少しでも確保するため、パパが活躍するチャンス!
液体ミルクは災害時に活躍
先のニュースでは1,050本を支援した内、使用されたのはたったの1本だったようです。知識があれば活躍した商品なのに、もったいないですよね。
災害時は安全な水を用意できない場合が多いため、備蓄品の必須アイテムになりそうです。今後は知らない人はいない商品になるはず!
ヤノケン
日本の企業さん、哺乳瓶つきの商品を開発してくれ〜!
液体ミルクの値段は?
日本初の液体ミルク『アイクレオ』は125mlで200円です。
一般的になっている海外では100mlあたり200円〜300円で購入できるようですね。
ヤノケン
意外と安いんだね!
液体ミルクの賞味期限
アイクレオ は未開封で、常温6ヶ月もちます。
さきほど紹介したように災害時の備蓄品として活躍しそうです!
グリコに続いて液体ミルクの製造を発表した明治は、スチール缶にいれることで賞味期限を1年に設定しました。これだけ長いと良いですね!
液体ミルクを飲ませるときの注意点3つ
グリコでは、3つの注意点をお知らせしています。
②開封後はすぐに飲んでください
③飲む量は個人差があるので、必要に応じて加減してください
国内製品は前例がありませんので、海外製品を参考に注意点を調べてみました。
開封後はいつまで飲める?
開封後は1時間以内に飲みきるか捨てたほうが良いという意見がありました。飲みきれない分は捨てて、新しく封をあけるようにしましょう。
より安全性を求めるなら、グリコのお知らせどおりすぐに捨てましょう。
未開封でも沈殿する?色落ちする?
海外製品は数ヶ月たつと沈殿が見られ、茶色く変色するという口コミを見ました。商品の安全性には問題ないようですが、やはり気になりますよね。
グリコは『白さ』にこだわっているので、茶色くなることはないと思います。
液体ミルクは長時間かけて加熱殺菌すると、ミルクの成分が焦げ、茶色がかります。
アイクレオ赤ちゃんミルクは、超高温短時間殺菌で、余分な熱を加えずミルク本来の白さをキープします。赤ちゃんにゴクゴク飲んで欲しくなる、安心の「白さ」です。グリコ公式サイトより引用
里田まいさんも使用する液体ミルク
里田まいさんはブログで海外製品の液体ミルクを使用した感想をのせています。
日本では見たことなかった!その便利さにビックリ~
蓋開けて、乳首の部分付けて飲ませるだけ!室温保存でいいのも楽~里田まい公式サイトより
里田まいさんが使った商品はこちら
液体ミルクまとめ
2019年春、ついに“国内産”液体ミルクの販売が始まりました。専門家の予想より数カ月も早くなった背景には、災害時の経験があるようです。
発売日は3月11日。
東日本大震災があった日から8年目です。様々な緊急時に活躍してほしいという開発者の想いを感じます。
液体ミルクのポイントは5つです。
・調乳は不要
・賞味期限は6ヶ月〜1年
・温める場合は湯煎で!
深夜の授乳や外出先でも活躍すること間違いなしのマストアイテムです!
多くの方に知ってもらい、
欧州のように育児グッズのひとつとして認知されると良いですね。